ボンボンショコラとは?トリュフとの違いと楽しみ方を解説
はじめに
「ボンボンショコラ 違いって、実はあまり知らないかも…」そんなふうに感じたことはありませんか?
ギフト売り場にずらりと並ぶ華やかな粒チョコレート。その中には「ボンボンショコラ」や「トリュフ」、「生チョコ」などさまざまな名前がついています。でも、見た目が似ているだけに、違いがよくわからず、つい名前だけで選んでしまう…そんな経験のある方も多いはずです。
実は、選び方や食べ方を少し知っておくだけで、チョコレートの世界はぐっと楽しく、味わい深くなります。
この記事では、ボンボンショコラの基本的な特徴や、トリュフ・生チョコとの違い、そしておいしく楽しむためのポイントまで、わかりやすく解説していきます。
最後には、当店のボンボンショコラもご紹介していますので、ぜひ気になる一粒を見つけてください。
1. ボンボンショコラとは?定義と歴史
「ボンボンショコラ」ってどんなチョコ?
見た目はかわいい一口サイズ。でも、その小さな中には、職人のこだわりと豊かな風味がぎゅっと詰まっています。
ボンボンショコラとは、チョコレートでできた薄いシェル(外側)に、なめらかなガナッシュやキャラメル、フルーツのピュレなどを閉じ込めた粒チョコレートのことを指します。
中に入るフィリングは本当にさまざまで、しっとりとした生クリーム系のものから、ナッツの香ばしさが広がるプラリネ、洋酒をきかせた大人の味わいまで、多彩な世界が広がっています。
その小ささからは想像できないほど、味の組み合わせや香りの工夫に富んでいるのが、ボンボンショコラの魅力です。
「粒チョコ」の元祖はベルギー生まれ
そんなボンボンショコラが生まれたのは、今から100年以上も前のこと。
1912年、ベルギーの薬剤師だったジャン・ノイハウス・ジュニア氏が「プラリーヌ」と呼ばれるチョコレートを開発しました。
それまでのチョコレートは、かたまりを砕いてそのまま食べるのが一般的でしたが、彼は“中に詰め物を入れて、薄いチョコレートで包む”という革新的な手法を生み出したのです。
これが、現在のボンボンショコラの原型となりました。
ちなみに、複数のボンボンショコラを並べてプレゼントするために考案されたのが、今では定番となった“バロタン箱”。
この箱のおかげで、チョコレートは割れにくく、贈り物としての存在感もアップしました。
日本でも「粒チョコ」として親しまれている
日本では、「ボンボンショコラ」という名前よりも、「粒チョコレート」という呼び方の方がなじみがあるかもしれません。
バレンタインの時期になると、箱に並んだ色とりどりの粒チョコが店頭に並び、思わず目を奪われるという方も多いはずです。
けれど、名前は知らなくても、実はもう何度も口にしたことがある――それがボンボンショコラなんです。
2. ボンボンショコラとトリュフ・生チョコの違い
見た目も作り方も違う?それぞれの個性をチェック
一見するとどれも「小さなチョコレート」ですが、実は中身や作り方にははっきりとした違いがあります。
まず、ボンボンショコラは、モールド(型)にチョコレートを流し込んで外側のシェルを作り、その中にフィリングを詰めて、さらにチョコレートでフタをして仕上げます。形は角型でも丸型でもOKで、見た目にも整った美しさが特徴です。
それに対して、トリュフは基本的に丸型で、手でガナッシュを丸め、外側をチョコで薄くコーティングしたり、ココアパウダーや粉糖などをまぶして仕上げます。職人が一粒ずつ丁寧に成形するため、素朴でやさしい雰囲気があります。
そして生チョコは、ガナッシュをバットに流して冷やし固め、四角くカットして仕上げるスタイル。コーティングはせず、表面に薄くココアパウダーをかけるのが一般的です。名前の通り“なま”のようなやわらかさと口どけが魅力です。
食べたときの食感にも、しっかり違いがある
それぞれの製法は、食感にも大きく影響します。
ボンボンショコラは、パリッとした薄いチョコのシェルをかじると、中からなめらかなフィリングがとろけ出す構造が特徴的。ひと口の中で食感の変化を楽しめるのが魅力です。
トリュフは、外側のコーティングがやわらかいため、ふわっとした口あたりで、なめらかに広がるガナッシュが主役。やさしい食べ心地で、ひと粒で満足感のある仕上がりです。
生チョコはさらにやわらかく、口の中でスッととろけていくような、なめらかさが際立つ一品です。冷やしてもかたくなりすぎず、まるでクリームのような質感に近い感覚を楽しめます。
まとめると、「含まれる・含まれる」の関係?
これら3つのチョコは、実は「似ているけど、ちょっとずつ違う」関係にあります。
分かりやすく言えば、ボンボンショコラという大きなグループの中に、トリュフが含まれ、その一部のやわらかいタイプが生チョコに近いというイメージです。
どれもガナッシュをベースにしたチョコレートであることは共通ですが、仕上げ方や食感で、こんなにも印象が変わるのは驚きですよね。
この違いがわかると、次にお店で選ぶときも、「今日はパリッとした食感がいいかな?」「ふんわりやさしい口どけがいいかも」と、気分で選ぶ楽しみが広がります。
4 おすすめ商品とギフト提案
商品ラインナップ
商品名 |
内容量 |
テイスティングノート |
価格 |
URL |
ジャラクガナッシュ(生チョコ) |
8個入り |
なめらか×濃厚カカオ |
¥1,960 |
|
ボンボンショコラ 6個入り |
6個入り |
フルーツ×ナッツ×紅茶の個性派 |
¥2,760 |
それぞれの特徴
ジャラクガナッシュ(生チョコ)
ジャラクのBean to Barチョコレートを贅沢に使った、なめらかな口どけのガナッシュ。インドネシア産カカオ豆を丁寧に焙煎・精製し、そこに生クリームとバターを加えることで、リッチでやさしい味わいに仕上げています。手土産や贈り物にぴったりなサイズ感で、冷蔵で届くため、ひんやりとした食感も楽しめます。
ボンボンショコラ 6個入り
6つの異なる味が楽しめる、華やかな一粒チョコレートの詰め合わせ。ベリーの酸味が爽やかな【アムール】、沖縄の塩が香る【塩キャラメル】、香ばしい【アーモンドキャラメル】、人気の【ピスタチオ】など、色・香り・食感が一粒ずつ異なります。見た目にも美しいチョコレートは、特別なギフトにぴったり。インドネシア産カカオの奥深さと素材の妙が詰まった逸品です。
まとめ
「ボンボンショコラ」と聞いても、なんとなくおしゃれなチョコレート…という印象だけだったかもしれません。でも、今回の記事で、ボンボンショコラは中にガナッシュなどを詰めた“シェル型の一粒チョコ”であること、そしてトリュフや生チョコとは製法も食感も違うことがわかってきたのではないでしょうか。
パリッとしたチョコの中から、とろりと広がる香りや味わい。その変化を楽しめるのが、ボンボンショコラのいちばんの魅力です。食べる前に少しだけ常温に戻して、コーヒーや紅茶と合わせて楽しめば、自宅でもちょっと特別な時間が過ごせます。
もし「どんな味があるの?」「どれを選べばいいの?」と気になったら、当店のチョコレート一覧をご覧ください。
定番のガナッシュタイプから、6つの味を詰め合わせた華やかなボンボンショコラまで、その日の気分や贈る相手に合わせて選べるラインナップをご用意しています。
ひと粒からはじまる贅沢な時間を、ぜひご自宅でも味わってみてください。
参考情報
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ボンボンショコラ定義・歴史(明治カカオ講座)
https://www.meiji.co.jp/hello-chocolate/column/65/?utm_source=chatgpt.com -
ボンボンショコラのフィリング種類(Valrhona)https://www.valrhona.com/en/our-products/for-professionals/chocolate-bonbons?utm_source=chatgpt.com
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トリュフの定義・作り方(明治カカオ講座)
https://www.meiji.co.jp/hello-chocolate/column/65/?utm_source=chatgpt.com
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ガナッシュ/トリュフ/生チョコの違い解説(Sils Maria公式)https://www.silsmaria.jp/journal/%E3%80%8C%E3%82%AC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%80%8D%E3%80%8C%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%95%E3%80%8D%E3%80%8C%E7%94%9F%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%80%8D%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/?utm_source=chatgpt.com
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専門家によるボンボンショコラ保存法(ブログ記事)https://size-of-happiness.com/how-to-store-chocolate-bonbons-and-the-temperature-at-which-to-eat-them/?utm_source=chatgpt.com